予想以上に内容の濃い本でした。
「iPhone アプリで稼ごう」(丸山弘詩 川畑雄補 脇俊済 著)
この手のノウハウ本だと、いくつかの成功事例を挙げて、”このような考え方ができるようになれば、あなたも売れるアプリが作れますよ。”的な締め括りのものが多いと思うのですが、この本の場合は本当に必要なノウハウがたくさん記載されています。
アプリを販売する為の事前準備(iOS Developer Programの登録)からリリース準備から運用・サポートまで、アプリを作る作業(設計・製造・テスト)の前後にやるべきことをまとめてあります。
特にマネタイズに関する説明は、今までぼんやりとしか考えていなかったので勉強になりました。(正直無料アプリでお金を儲ける仕組みを理解していなかったので・・・(^^;。)
あとは、第一線で「稼ぐ」人たちへのインタビューがすごく良かったです。
まだ業界自体が全然安定してないこともあり、まだ本当の成功者なんて一人もいないんですよね。だから成功事例というよりは、現在進行形のノウハウそのものをアドバイスされています。
本の帯に「年間1億円のチャンス!」とありますが、逆に年間1億円を稼ぐことがどれだけ厳しいかが実感でき、甘い考えを持たなくなります。iPhoneアプリを開発したいと思っている方にはかなり役に立つ本だと思いますよ。